2026年7月29日水曜日

Solanaマルチシグ備忘録


Solana/Squads v4マルチシグ備忘録

希望する構成

  • Ledger 3台

  • 各Ledgerは別々の24単語

  • 承認条件は2-of-3

  • 各台の導出パスはm/44'/501'/0'で統一

  • Vault Addressを3~5個使用

  • Linux専用PCで管理

  • 月額料金なしを希望

現在の結論

Sparrow Walletのような、次の条件を全部満たす完成品は現状確認できない。

Squads v4対応
+ LedgerをUSBで直接認識
+ マルチシグ作成・提案・承認・実行
+ Linux用GUI
+ 無料・ローカル動作

Squads公式GUI(https://app.squads.so)では、Ledgerを直接接続できない。

Squads → Solflare/Phantom → USB → Ledger

Ledgerを直接USB接続できるのはmsigなどのCLI。

msig CLI → USB → Ledger

完成版GUIがない理由

BitcoinのSparrowは、共通規格のPSBTへ複数Ledgerが署名する仕組み。

Squadsでは、各Ledgerが別々の承認トランザクションをSolana上へ送る。そのうえ、SOL、SPL Token、Token-2022、Mint Authority、プログラム権限など、さまざまな命令を正しく解析・表示する必要がある。

直接USB接続自体は可能だが、安全なGUIにするには次が必要。

  • 送信先・金額・Mintの解析

  • Vault AddressとMultisig Addressの区別

  • 実行前シミュレーション

  • 残高変化の表示

  • Ledgerに出るメッセージハッシュとの照合

  • 改ざんされていないビルドの確認

  • RPC障害や二重実行への対策

この部分まで完成・検証されたSparrow型GUIがまだない。

料金

  • Basic:月額無料

  • 作成時:現在は1 Squadあたり0.05 SOL程度+ネットワーク費用

  • Pro:月額49ドル

  • Proの主目的:複数Sub-account、権限管理、支払管理など

  • ProにしてもLedger直接USB接続にはならない

複数Vault

公式GUIで1つのSquadに複数Vaultを追加する場合はProが必要。

月額を避ける方法:

  • Basic Squadを3~5個作る

  • またはmsig CLIでvault-indexを使う

CLI方式は月額不要だが、完成した一般向けGUIがない。

現実的な選択

すぐ使う場合:

Squads Basic
+ Solflare
+ Ledger 3台
+ 2-of-3

USB直接接続を優先する場合:

Linux専用PC
+ msig CLI
+ Ledger 3台
+ 最初はdevnetで試験

重要事項

  • 3台で同じ24単語を使わない

  • 同じLedgerの別導出パスを3メンバーとして登録しない

  • 24単語をPCやSolflareへ入力しない

  • 資金はVault Addressだけへ送る

  • Multisig Account Addressへ資金を送らない

  • 本番資金を入れる前に少額で入金・2名承認・出金をテストする




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